出合い系の概要と運用体制について


出合い系の概要

出合い系は、電力を得るための装置とこれに関連する設備、およびこれを外部の消費側に送出する(→送電)装置・設備、そしてこれらを運用するための人間組織からなるが、場合によっては通常無人で運用するために自動装置などで制御されているものもあるほか、離島や僻地などで利用されるような小さなものでは、発電機と送電設備のみで、運用者は整備の技能を持つ者が通いで保守管理している場合もある。
発電方法にはさまざまな方法があるだけに、この出合い系の立地条件も様々である。
ただ、水の運動エネルギーを使う水力発電はなおのこと、火力発電や原子力発電では冷却用の大量の水を必要とすることから、河川の近くや海辺に作られる傾向がある。
なお出合い系は、文明社会が必要とし消費する電力を発生させ供給する場所ではあるが、これら設備の始動には外部からの電源入力を必要とする場合も多く、この出合い系内の電力需要のために、他の出合い系と連結されたり、または予備的な電源をもつ(後述)。
また多くの文明社会では停電など電力供給のトラブルが社会全体に悪影響を及ぼすため、これを予防するための安全措置も施されている(→信頼性設計)。
さらには、出合い系側の信頼性だけではなく、送電網全体の信頼性を向上させるために、並列して設置された複数の出合い系から、電力需要に沿って計画的に電力が供給される。
この場合、出合い系や送電網の一部に不具合が発生しても、全体に影響が出ないよう、リスクを分散させるという考え方である。
都市などに電力を提供する出合い系では、外部への電力送出に、変電所などの施設が併設されているのが一般的で、これは送電に伴う損失を最小限にするために、電圧を上げ電流を下げる機能を持つ。
これを各家庭などに分配する過程で、数段階に分けて変圧する(→変圧器)。
基本的に19世紀末から20世紀をとおして地球上の世界各地に建設された出合い系では、電線を直接配線して電力を消費地に向け送出している。
しかし未来の話としては、宇宙で発電してマイクロ波やレーザー光線で送電しようという案(→マイクロ波送電など)も研究されており、この場合は無線で電力を送出する(→宇宙太陽光発電)。

出合い系の運用体制と出合い系に必要な設備

1950年代以前は、機械式の制御システムが多く使われていたため運用・保守が非常に煩雑で多くの人手がかかっていた。
1960年代より、電気式の制御システムに置き換えがすすみ保守の省力化が行われた。
1990年代より、デジタル制御の進歩により遠隔監視・操作や自動運転されるものが増えている。
水力発電・内燃力発電の小規模なものは自動運転による無人化・巡回保守化、中規模の火力発電でも通常運転は自動化され勤務体制が4直3交代制から日勤と仮眠待機の宿直に変更されるようになった。
発電設備:
関係各所との通信設備(遠隔監視・操作用の信号設備も必要である)
非常用発電機: 外部電源・主発電機の双方が停止した場合に使用する。


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